竹弓には「ニベ」と呼ばれる鹿皮を煮込んだ接着剤(弓師さんによっていろいろな作り方があると思います)が使われている弓と「合成接着剤」と呼ばれる科学的な接着剤が使われている弓があります。
私の感覚では
ニベ弓は接着剤の寿命は200年以上です。保存環境がよければ、500年でも持つでしょう。ニベの寿命が尽きる前に、竹と木の寿命が尽きることがあります。火入れで熱を加えても、その時に柔らかくなるだけで接着力は劣化しません。あまり熱を加え過ぎるとぐにゃぐにゃになるのでご注意を!
合成接着剤は30から40年程度で劣化して何かの衝撃でぱりっと剥がれます。最近の合成接着剤はもっと保つのかもしれません。熱を加えるたびに劣化していくようです。火入れは回数を少なくびしっと決めましょう!
グラスファイバーやカーボンシートを使った弓では合成接着剤しか使われていないと思いますが、40年以上前に作られたであろう弓でも、接着が剥がれた弓は見たことがありません。でも側木のヒビにはご注意を!剥がれることがあります。
今後も私の感覚が変われば、訂正しようと思います。
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